私はかつて、演劇の役者をしながら一部上場企業でマーケティングの仕事もするという二足の草鞋の経験から、演劇で観客に感動を届けるやり方とビジネスの成功には、大きな関連があることに気がつきました。
役者は生活をかけて、お客様に最高の感情体験をしていただくために真剣に稽古を重ねます。昔の役者はお客様が感動した結果いただく「おひねり」が生活の糧でした。
そういう意味では、演劇は究極のリピートビジネスということもできます。
役者にとって、お客様を喜ばせること、感動していただくことは日常の風景でした。
二足の草鞋を続ける中で、私の中には次のような結論が生まれました。
売り上げとはお客様からいただく拍手であり、
ビジネスとは豊かさをわかちあう人間の営みである。
ご存知のように、ビジネスの潮流も、すでに「モノ」を売るビジネスから「価値」を売るビジネスの時代に入っています。
もはや、商品を売るだけのビジネスは、安売り競争という不毛な戦いに参加し、「顧客満足、社員不満足」という典型的な悲劇を繰り返しています。
また、売り上げ至上主義が蔓延したビジネスの現場では、お客様をまるで叩き潰す敵のように表現する「顧客戦略」「営業の武器」という言葉や、心理学を駆使した「思わず買わせるテクニック」などが異常に発達してしまいました。
その結果、一度は買っても、リピーターにはなり得ない大量の顧客も生み出しました。
お客様は「囲い込む」ものではなく、「落とす」ものでもなく、「攻略」する「ターゲット」でもありません。
豊かさという価値を交換する「共演者」なのです。
共演者という概念は、リピーターという企業と顧客との永続的なつながりを約束する最強の関係性であると私は思います。
芸能でもビジネスでも人生においても共通する、「感動を生みだす原則」は存在します。
それは、テクニックで感情を煽るような表面的なノウハウではなく、本質的で応用範囲の大変広い、人間にもともと備わった「標準装備」の存在を知ることから始まります。
業界を越え、職種を超えて年間200回の公演をする中で、述べ10万人の方々にお話をさせていただくことができました。
公演が始まった時の皆様の緊張した表情が、終了時に希望に溢れた輝く笑顔に変わるのを拝見する瞬間が、私の「講師冥利」に尽きる瞬間です。
日々の仕事をする中で、社員の皆様の「~冥利に尽きる」瞬間を圧倒的に増やすために、私の公演をご活用いただければとてもうれしいです。
※私の講演は、演劇の真髄をビジネスに活かしますので「公演」と呼ばれております。
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