仕事や人生において、うまくいっている人、成功を手に入れている人、豊かに楽しく暮らしている人に共通している能力は、普遍化できる「成功法則」というものだけではなく、実は「コミュニケーション能力」であることは、多くの人が薄々気づいていることでしょう。
しかし、コミュニケーション能力と言ってしまうと、心理テクニックや会話術などがイメージされやすく、何か特別なものを身につけなければならないように思います。
私はそういった能力を「オプション装備」と呼んでいます。
それは、もともとあるものではなく後で「身に付ける」もの。
世の中に役に立つ素敵なオプションがたくさんあることは私も体験しているのですが、残念なのはその賞味期限が年々短くなっていることです。
あっという間に新しいものが出て、使えなくなってしまう。
期限付きではなく一生モノの能力は、身につけるものではなく「磨く」ものです。
その能力を「標準装備」と私は呼んでいます。
一生をかけて磨いていくことで、自分という作品を輝かせる最高の手段になります。
この本のテーマ「共感力」は、まさにその「標準装備」の能力です。
誰にでも備わっていて、豊かな成功者が意識、無意識の違いはあっても、必ず磨いている能力なのです。
「共感力」は、「人に共感できる力」であり「人を共感させる力」でもある双方向の能力です。
昨今の個人主義、拝金主義、バーチャルコミュニケーションの負の影響で少し磨かれていなかった素晴らしいパワーです。
私が感動プロデューサーとして、年間200回もの企業講演のオファーをいただいたり、たくさんの人と感動を共有できる最大の理由はやはり、「共感力」なのです。
本の中では、「共感力」の持つパワーのわかりやすい具体例として、以前勤めていた企業の驚異的なV字回復(推定300億円)へ貢献した当時の物語を初めて書いてみました。
私の中では、その成功体験はすでに過去のものになっていましたので、今までの4冊の著書では詳しくは書かなかったのですが、今回封印を解いた理由は、共感力という素晴らしい力をできるだけ多くの人にわかっていただきたかったからです。
本を書く人間は、当たり前ですが毎回心を込めた作品を世に発表するのですが、
そんな中にはテーマによって1冊か2冊、魂を込めた作品が生まれる時があります。
私にとってこの本は、まさに「魂が表現した本」になりました。
ぜひ手にとって、あなたの人生の揺るぎない灯にしていただくことを願っています。


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